2014年1月30日木曜日

6_119 日本珍菌賞 1:多様な生物

 人類は、菌類とは古くからから付き合ってきました。あるときは恵みを与えてくれる存在、ある時は危険な存在として、いろいろな側面を持っていました。今もまだ新種、新発見が相次いでいます。菌類に関する情報をほとんど知ることなく過ごしています。昨年「日本珍菌賞」というものができて、注目を浴びるようになりました。

 菌類は、キノコや納豆、醸造酒など、非常に身近な存在で、有用なものでああると思い当たります。菌類の持っている発酵という作用は、パンやチーズ、醤油、酒などの製造では欠かすことのできないものです。一方、腐ったり、カビがはえたり、水虫なと皮膚病の原因になったりと、迷惑な存在でもあることも知っています。ペニシリンのように命を救うものから、アルカロイドの猛毒をもつベニテングダケのようなものもあります。菌類は、非常に多様な側面をもっています。
 人類は、菌類を古くから警戒しながらも、有用として利用してきました。菌類は、胞子を飛ばして繁殖するため、非常に小さい目に見えない存在として振る舞います。そのため、実態がよくわかっていませんでした。酒造りでは、実態が見えないことから、その酒造りの蔵に住み着いた代々の麹菌を用いていたということもありました。
 菌類は、単細胞生物として小さいものから、目に見えるほど大きな多細胞生物もいます。また、無性生殖をするものも、有性生殖をするものもあります。多様です。
 菌類に共通する生き方として、栄養のとり方が、外部の有機物を利用していく「従属栄養」生物であるという点です。生物学で習ったように、植物が光合成をする生産者で、動物が植物などを食べる消費者、菌類が他の生物の分解者という関係になっていました。動物も外部にある有機物を取り込み体内で分解(消化)するのですが、菌類は有機物を細胞の外で分解し、それを細胞の表面から吸収するという仕組みになっています。
 菌類は、地球に存在する種類数が150万種と推定されているようですが、現在知られているのは、その1割にも足りません。私たちは、菌類をまだまだ知らないのです。新しい菌類が、今でも、次々と発見されていきます。
 菌類には、とびきり不思議な生態のものがあります。不思議で珍しい菌類に対して、日本菌学会が2013年6月に「日本珍菌賞」というものをつくり表彰することにしました。栄えある第一回日本珍菌賞の一位に輝いた菌類を、次回、紹介しましょう。

・大雪・
寒波があり、その後、比較的穏やかな日が続いたと思ったら、
次は激しい吹雪になりました。
めまぐるしく変わる天気です。
100年ぶりと言われた昨年の大雪に
今年は次ぐような積雪量になっているようです。
2月、3月にも降るかどうかが
大きな分かれ目になりそうですが・・・。
もう狭い道は雪で通行に支障がでています。
一台しか通れないような道が増えてきました。
広い道でも、車同士がすれ違うのが
恐ろしいようなところが多々あります。

・雪まつり・
いよいよ札幌の雪まつりも近づいてきました。
今年は2月5日から11日までです。
地元の私たちは、会場を歩いていると
知らず知らずに冷えて
風邪を引きそうになっています。
以前風邪をひいてからは、
テレビで見ることが多くなりました。
楽しいイベントがいろいろあり、
寒さも忘れてついつい疲れて
風邪をひきやすくなります。
まあ子供も大きくなったので、
それでもいいのですが。
なんとなく各種のイベントへの参加が
年々減っていくようで寂しくもあります。