「地球の仕組み」とは、なんでしょうか。これから「地球の仕組み」で話す内容を紹介します。
「動かざること山の如し」とは、武田信玄の「風林火山」という言葉のうち、「山」の意味するところです。人間の日常的な時間感覚からすると、山などは全く動かない存在としてたとえられたものです。しかし、地球の時間あるいは大地の時間からすると、山はけっして動かないものではなく、動くことによって作られているのです。山があるということは、そこで大地が動いたということです。時間の流れを変えてみますと、全く逆の意味となります。
地球や大地を見るときは、このような発想の転換が必要になります。時間の流れもそうですし、距離や大きさ、あるいは重さ、比重など多くの日常的な規準が、地球というスケールで考えなければいけません。
ちょっと戸惑うかもしれませんが、何度かの「地球のささやき」を読んでいくうちに、きっとその面白さが見えてくると思います。ぜひ、地球の仕組みの面白さを味わってください。