2024年5月2日木曜日

4_183 横浜:県立歴史博物館

 以前の職場でもあった県立博物館は、現在では、自然系と人文系の2つに分かれ、横浜馬車道には歴史博物館があります。古巣の博物館を久しぶりに訪れることにしました。


 4月の中旬に、久しぶりに横浜にいきました。神奈川、横浜には11年間、定住しました。家内は、横浜生まれ、横浜育ちです。いわゆる浜っ子です。
 2000年3月初頭に、家内の親族に会うために、横浜に出かける予定をしていました。新しくできたホテルも予約していましたが、COVID-19による北海道で緊急事態宣言が発令されたため、急遽、訪問を中止しました。以降、一度も訪れていませんでした。
 今回、4年ぶりの訪問となりました。家内の親族と会うのも久しぶりでした。施設でのお見舞いも、墓参りもやっとできました。幸いなことに、今年は桜も遅く、名残の桜をみることができました。
 横浜では、親族に会うほかにも、時間をつくって、以前の職場であった県立博物館を久しぶりに見学しました。県立歴史博物館は、明治時代(1904年)に横浜正金銀行本店として石造りの由緒ある建物を利用しています。関東大震災で屋上のドームと内部は焼失したのですが、石組みの部分は残りました。1967年に県立博物館として開館しました。その後、国の重要文化財・史跡に指定されました。
 もともと県立総合博物館であったものを、手狭になってきたので、自然系と人文系の2つに分ける計画が持ち上がりました。その企画が進行中の1991年、基本設計に着手されて半年後に、自然系の要員として博物館に勤務することになりました。県立博物館クラスの展示企画、資料収集、施工から完成に参画するという、得難い経験をすることができました。また、1995年3月に生命の星・地球博物館として完成してからは、小田原に勤務することになりました。そこでは、完成後の博物館活動のスタートとして企画から実施まで、経験することもできました。現在の大学に転職するまで、2002年まで11年間勤務することかできました。
 今回、歴史博物館を久しぶりに見学しました。もう開館から、30年近くたっています。外観は、横浜の馬車道でも、もっとも風格のある建物のひとつです。展示されている資料もすばらしいものでした。
 ただし、博物館の建物は、重要文化財の旧銀行をそのまま使っているため、大きく改造することができず、改変のときも、苦労されてきたのですが、やはりそのハンディは大きいようです。一番残念なのは、見学の動線が複雑になり、展示室も入り組んでいる点です。新しい博物館、改装された博物館、あるいはみなとみらいの開発されている新しい施設と比べると、どんよりとした暗さが気になりました。やはり古い建物を利用するというハンディが大きいことを感じました。
 横浜も時間がなくて、あちこちを見ることはできませんでした。今後は、時間があれば、あちこちを見学していきたいのですが、どうなることでしょうか。

・桜の季節・
北海道も桜の季節がきました。
今年の桜の開花は、どうも不揃いで、
なかなか一斉に満開とはなりません。
同じソメイヨシノで、同じ時期に
同じ並木道に植えられたはずのものでも
開花の時期が、大きくずれています。
バラバラに咲くのは、
少々風情がないような気がしています。

・横浜で中華を・
横浜で中華というと中華街となります。
務めていた頃は、毎日のように、
中華街で昼食を食べていました。
今回の旅行は2泊しかできませんでしたが、
夕食は中華街に出かけるつもりでした。
しかし外国からの旅行者が多いと思い、
どうしようかと迷っていました。
馬車道周辺でも、よく食事をしていたので
周辺での中華の店があるはずなので
散歩をしながら探していました。
以前いっていた店は、見つかりませんでしたが
新たなた中華の店を何軒か見つけて、
2晩とも、馬車道で中華を別の店で食べました。
横浜中華を、人の少ない店で、
お手頃価格で、夫婦でのんびりと、
久しぶりに味わうことができました。