2011年1月6日木曜日

2_86 宇宙生物学:GFAJ-1 その1

(2011.01.06)
 明けましておめでとうございます。新年最初のエッセイは、宇宙生物学上の大発見の話題にしましょう。昨年、12月はじめに、宇宙生物学上の大発見があったというニュースが事前に流れました。そこから話をはじめましょう。

 NASAは、アメリカ東部時間の2010年12月2日午後2時(日本時間3日午前4時)に重要な発表をすると、11月29日にアナウンスしました。このニュースを、科学者たちも固唾を呑んで見守っていました。私もそのニュースを聞いて、いろいろ空想しながら、情報源をあたっていました。
 するとNASAのメディア用のリリースから、次のようなものを見つけました。

 NASA Sets News Conference on Astrobiology Discovery; Science Journal Has Embargoed Details Until 2 p.m. EST On Dec. 2
(NASAは、宇宙生物学上の発見について会見を、Science誌の解禁時にあたる東部標準時12月2日午後2時におこなう)

 研究の成果は、論文に掲載されてはじめて信頼できるものとなります。ですから、どんな重要な発表でも、論文を作成して、学会や科学の雑誌に掲載する努力がなされます。そして、掲載が決まれば、雑誌の解禁時に、その内容はプレス発表として公開されます。
 このニュースのもとになった研究は、すでにアメリカの権威ある科学誌「サイエンス」に投稿され、他の研究者の査読(科学的に信頼性があるかどうかを評価される)受け、12月3日付の号に掲載が決まったものです。「サイエンス」の発行日にあわせて、NASAから重要な発表があるというアナウンスがあというものです。
 メディア用のリリースでは、次のような説明がありました。

 NASA will hold a news conference at 2 p.m. EST on Thursday, Dec. 2, to discuss an astrobiology finding that will impact the search for evidence of extraterrestrial life. Astrobiology is the study of the origin, evolution, distribution and future of life in the universe.
(NASAは東部時間12月2日午後時に地球外生命の証拠探しに衝撃を与えるような宇宙生物学的発見に関する記者会見を開きます。宇宙生物学とは、宇宙の生命の起源、進化、分布、未来に関する研究をするものです。)

 宇宙生物学の大発見といっています。宇宙生物学上の一番の発見は、地球外生物の証拠を発見したというものでしょう。
 NASAの宇宙生物学プログラムディレクター、バクテリアの研究者、火星の生命探査計画している研究者、応用分子生物の研究者、生化学反応の研究者が、記者会見に出席するようです。どうも現在進行中の探査の中心メンバーはいないようです。ですから、惑星探査によって見つけたものではなさそうです。でも、期待は高まります。
 以前にも火星起源の隕石から発見された化石らしかものを見つけたときも、同じような手続きを踏んでいます。そのときは、学界や研究者に大きな衝撃を与えました。今回も、研究者も驚くような発見があったかもしれません。このニュースの発表を、日本の放送局も、地球外生物の発見に備えて準備をして待っていたと聞きました。
 さてさて、その内容は、次回としましょう。

・邁進・
いよいよ新しい年がはじまりました。
毎年思いますが、1年の経過早いですね。
もう、新年か、という感じです。
時間の流れはすべての人に平等に与えられています。
同じ時間を、あるときは長く感じたり
またあるときは短く感じたりします。
そん時間な感覚に頼るのではなく、
時間をどう過ごしたかが重要なはずです。
悔いのない時を過ごすこと。
それに邁進し、実行することでしか
時間の流れには対処できないのかもしれません。

・悔いなく・
西予市城川に来て9ヶ月が過ぎ去りました。
まさにあっという間の出来事のようです。
城川で残された時間は、あと3ヶ月です。
今の私にできることは、
過ぎ去った9ヶ月を懐かしんだり
悔いたりすることではなく、
残された3ヶ月を悔いなく過ごすことでしょう。
そのためいは、目標を見失うことなく、
3ヶ月間、努力をし続けていくことでしょう。
がんばります。