2025年6月26日木曜日

4_194 沖縄北山の旅 2:アスムイハイクス

 北の石灰岩地帯を訪れました。石灰岩の山自体は昔と同じでしたが、その周辺施設や道、そして博物館も整備されていました。しかし、なんといっても、一番の見ものは石灰岩のカルスト、そしてガジュマルの木でした。


 今回の沖縄で訪れたかったのは、前回紹介した「今帰仁」と、以前にも訪れたことのある「アスムイハイクス」でした。これは、以前「大石林山」と呼ばれていたところがが、2024年12月にリニューアルされ、改名されたものです。
 琉球開闢の神である阿摩美久(あまみく)が降り立った聖地が、安須森(あすむい)となります。沖縄最古の歴史書となる「中山世鑑」の琉球開闢之事として、
「昔、天にアマミクと云う神 御座しけり
先づ一番に 国頭、辺戸の安須森作りてけり」
とあるそうで、それがこの地なるということです。
 この安須森の森には、祈りのための拝所が多数あり、現在も利用されているそうです。そんな聖地の森、アスムイを歩いて見てまわれるようニ、ルートがハイクスとして整備されています。
 駐車場のある博物館からは、聖地のあるアスムイまでは、バスでのピストンでの移動になります。森の中のコースもよく整備されていました。車椅子でも周れるコース、短いのコース、長いコースが選択できました。もちろん、長いコースを夫婦で歩きました。
 アプリをダンロードすれば、ポイントごとに、解説も聞けるので、案内者がいなくても、セルフガイドで楽しむことができました。このアプリは全国の博物館施設で利用できるものでした。他を回るときも使ってみたいですね。
 訪れたのは暑い日でしたが、人も少なく、のんびりと見て回ることができました。時期的に少ない上に、聞くと沖縄でももっとも北に位置しているため、訪れる観光客も少いのだそうです。
 帰りもバスが使えるのですが、歩いて回るガジュマルロードがあり、多数のガジュマルやソテツなどの熱帯の植物など、多数の見どころがあるので、歩いて帰ることにしました。以前にも、バスで上がり、帰りは歩いて帰りましたが、道がきれいに整備されているので、時間を忘れて降りてくることができました。
 この地域には、石灰岩がカルスト地形として露出しています。辺戸(へど)の岬の周辺にも石灰岩のカルストがあります。海岸の石灰岩地帯もなかなか見ごたえがありました。
 沖縄には「琉球石灰岩」呼ばれているものが、広く(地表の3分の1ほど)をを占めています。その石灰岩は第四紀更新世(130万年前から7万年前)の新しいもので、空隙も多く柔らかいものです。ところが、もっと古い時代(二畳紀後期、2億8000万から2億2500万年前)のものがあります。北部の辺戸岬周辺と今帰仁城があった本部半島に分布しています。古いので固い岩石となって降り、、今帰仁城の石垣に使われていました。
 沖縄石の文化博物館も新しく整備されていました。二階にはレストランもあり、一階がショップと、岩石も多数展示されている博物館になっていました。少々蒸し暑かったのですが、晴れていたので、じっくり見て回ることでできました。

・自分との付き合い方・
高齢になったためでしょうか、
いろいろ行動に制限が出てきました。
多数の場所を巡ったり、
夜の行事への参加は、辛くなりました。
早朝型の生活をしているのと
体力の低下のためでしょう。
若いときは、時間と体力があったのですが、
お金がありませんでした。
働き出すと、お金と体力はあるのですが、
時間がありませんでした。
歳を取ると、時間もお金もありますが、
体力がありません。
そんな自分の置かれた条件と状態を受け入れて、
無理をしないで、体を壊さないように
付き合っていくしかありませんね。

・ガラス細工・
名護の周辺も半日訪れたました。
名護では、妻のリクエストしていた
ガラス工芸の店にいきました。
子どもがつくったガラスのグラスを
割ってしまったので
自分で作りたいといっていたので探しました。
ガラス工芸店を見つけて訪れたところ
それは、以前、家族で訪れて
子どもたちがガラスをつくった店でした。
一番いいタイプのグラスを選んで
妻が自作に挑んで、無事自宅に配送されてきました。
他にもグラスやガラスの加工品なども購入しました。