2006年6月22日木曜日

6_48 宇宙人5:ETIの見つけ方

 フェルミのパラドクスを解くには、ETIをなんとか探すことです。そんな方法を見ていきます。

 前回紹介したフェルミのパラドクスを解決するには、どれほどETIがいるかが重要になります。多ければパラドクスが謎のまま残ります。少なければパラドクスとはなりません。まずはETIがどれくらいいるかを探ることが、重要となります。
 ETIの数を探査する方法には、実際に観測して探そうというものと、理論から求めようというものの2つのアプローチがあります。
 まず、実際に観察する探査の方法を紹介しましょう。
 最初の探査は、ETIとコミュニケーションをすることを目指されました。その方法は、CETI(Communication for Extra-Terrestrial Intelligence)と呼ばれています。CETIができるためには、あまり遠くてはコミュニケーションができません。ですから、少々の時間差があるにして、ETIと交信可能となるのは、太陽系内や太陽系の近くの天体となります。それらの天体をターゲットしたCETIとなります。
 ところが、この探査の方法は現在行われていません。あるていど観測や探査はされたのですが、交信できるほど近くに、ETIはいそうにもなかったからです。コミュニケーションとは、メッセージを送れば、返事が返ってくるという前提に成り立っています。返事の来る当てもないものを、コミュニケーションと呼べるでしょうか。この方法は、非常にロスの多い探査だといえます。
 また、ETIが近くにいて、なんとかコミュニケーションできるとしても、彼らが友好的な種族という保障はありません。もし、彼らが私たちよりはるかに進んだ科学技術を持っていて、植民地を探している凶暴な種族だったらどうなるでしょうか。私たち自らから、情報を公開するということは、彼らに格好のエサを与えることにならないでしょうか。私たちの素性を知らせる前に、相手の素性を知ることが優先すべきでしょう。私たちに関する情報を、無防備に公開するのは、あまりよい方法とはいえません。
 そこで、SETI(Search for Extra-Terrestrial Intelligence)という方法が、現在ではおこなわれています。SETIとは、ETIとのコミュニケーションをするではなく、ETIを探すことだけに専念する方法です。
 ETIを探す時は、人工的な電波を発信しているかどうかを調べることで、遠くからでも確認できます。この方法であれば、どんなに遠くの星でも、探査が可能です。そして、多数の星を調べることができます。そして、何よりいいのは、こちらの存在を知らせることなく、ETIの存在だけを探ることができることです。私たちは、ただ聞き耳を立てているだけでいいわけです。これは、非常に有効な方法といえます。現在、ETI探しは、SETIというやり方になっています。
 実際のSETIとその結果については、次回としましょう。

・北海道の初夏・
沖縄では梅雨が終わったようです。
でも、本州では梅雨の蒸し暑い日が続いてるのでしょうか。
ここ北海道は、先週末は少々蒸し暑かったのですが、
ここ2、3日は、雨で肌寒いほどです。
蒸し暑いといっても、窓を開ければ、
涼しい風が入ってきて、快適になります。
北海道も緑が濃くなり、良い季節となりました。
初夏を告げるエゾハルゼミがあちこちで鳴き始めました。
子どもたちと森のセミを取りに出かけたのですが、
まだ、数が少ないようで、木の低いところにはいず、
高い木の上で鳴いています。
また警戒心が強いせいか、子どもたちが近づくと鳴き止んでしまいます。
蝶々は取れるのですが、セミは、まだまだのようです。
しかし、ミヤマカラスアゲハを長男がとって喜んでいました。
北海道の初夏の風物ですね。

・エディター・
長年使っていたエディターを先日変えました。
エディタ-とは文章を書くために特化したソフトです。
私は今までWZエディターというのを長年使っていました。
それ以前はMifesというのを使っていたのですが、
一時Macを使っていたので、DOSに戻ってきたときから、
WZエディターを使っています。
WZエディターはバージョン3から5まで9年ほど使ってきました。
バージョン5になってから4年ほどたちますが、
バージョンが上がっていません。
それどころか新しいバージョン開発が行われる様子もなく、
サポート用の掲示板もなくなりました。
このような状況であれば他のエディターに変えたいのですが、
WZエディターから他のエディターに変えられませんでした。
それは、WZエディターにだけ、アウトライン機能があったからです。
その機能を私は常に使っていました。
今回主要なエディターである秀丸エディターとEmEditorも
アウトライン機能を正式に持つようになりました。
やっと選択肢ができました。
試した結果、秀丸エディターであれば、
WZエディターと同じ形式に表現できることが判明して
乗り換えることにしました。
まだ秀丸エディターのバージョン6はβ版ですが、
購入して、本格的に使用を始めました。
長年WZエディターを愛用していたが、
やはりソフトの対して更新が成されないのは
利用者としては、不安を感じます。
今、秀丸エディターの特徴を少しずつ味わっているところです。
そして、WZエディターでできたことを、
秀丸エディターでどうすればいいかをいろいろ試行錯誤しています。
大抵のことは工夫すればできることがわかってきました。
秀丸エディターのいいところは、マクロがたくさんあること、
それとサポートがしっかりしていることです。
このエディターとも、長い付き合いになってくれるといいのですが。