北海道の春から初夏は、色鮮やかな季節になります。北海道でも遅く春が訪れる大雪山も、7月には緑と花の季節になります。そんな大雪山の山頂と裾野で2つの教訓をえました。
7月はじめ、初夏の大雪山周辺を巡りました。山頂付近には少し雪が残っていますが、5合目の散策コースは、一面緑に覆われた初夏の山の景色になっていました。
大雪山は、その雄大さはいつ訪れても変わりませんが、季節ごとで景観には大きな変化があります。黒岳のロープウェイの5合目付近も、よく訪れるのですが、春や晩秋には残雪や積雪のため、散策できないことがあります。しかし、初夏には快適な散策ができます。同じ季節でもその年により、景観は異なっています。まさに一期一会です。どんな時であっても、その時を楽しみ、味わうことが必要だと教えられました。
大雪山は、多くの火山の集合なので、いろいろな火山地形をもった山頂や火口があります。中でも御鉢平の火口は雄大で見応えがあります。また、山体周辺は河川による解析も激しく、溶結凝灰岩の柱状節理のよる深い谷や、火山岩類のむき出した渓谷も多数周辺に広がり、観光名所となっています。
このような荒々しい景観だけでなく、大きな山体の周辺にはなだらかな斜面もあり、そこでは雄大な景観が広がっています。もちろん温泉も各地にあります。今回は、山頂や渓谷だけでなく、これまでいったことのない、愛別岳の北側斜面を、いろいろ巡ってみました。
山麓の多くは森林地帯になっているのですが、上川の石狩川の左岸に近いところだけに、畑が広がっています。畑越しにみる石狩川や、その東にそびえるニセイカウシュッペは、これまで見たことにない景色でした。
大雪山には毎年のように、何度も訪れているのですが、まだまだ見残しているところがあることを知りました。これこそ自然が、私の無知の知を教えてくれたのかと思えます。
・体調不良・
講義が終わった直後に、
体調不良になりましました。
講義の空き時間に2日間にわたって
4年生との多数の予約があったのですが、
それがすべてキャンセルとなりました。
一応、定期試験直前には
なんとか復帰する予定なのですが、
また体調は戻っていません。
教員としてひとりでこなしていることが多数あります。
そのため、いろいろなところに
迷惑をかけることになります。
・一人「授業」主・
このエッセイは、発行の前日に書いています。
2つのエッセイを書かなくてはなりません。
自宅でもメールで処理できることは
最低限していたのですが、
校務もたまってきたことから
少々無理して復帰しています。
大学教員とは、一人事業主のように、
「一人授業主」たる存在なのです。
本人しかできない仕事を
いくつも請け負っているので
体調不良になる恐ろしさを味わいました。
しかし、今は、回復することが一番です。