K-Pg境界で衝突したのは、C型小天体でした。他の時代の衝突の天体を調べたところ、一般的なS型小天体でした。C型小天体の衝突は稀であることがわかりました。しかし、大絶滅との関係は今後の課題です。
この論文では、他のいくつかの時代の衝突事件の天体のルテニウム組成とも比較しています。太古代から顕生代に渡る35億年前から3600万年前の8つの衝突事件で検討しています。
古い順でみていくと、太古代の35億~32億年前のボーリングコアで見つかった南アフリカのBARB5-SL2、CT3-1-SL9、CT3-2-SL13の地層の試料です。この地層は、衝突で飛び散った粒子(顆粒、spherule)からできたものです。顕生代では、衝突構造をもったところから、クリアーウォーター東(Clearwater East、カナダ)で4億6000万年前のボーリングコア、ブレンド(Brent、カナダ)の4億5280±2700万年前のボーリングコア、ロチェチョート(Rochechouart、ロシア)の2億0100±200万年前の露頭、モロクェング(Morokweng、南アフリカ)の1億4600±16万年前のボーリングコア、ポピガイ(Popigai、ロシア)で3663万±92万年前の露頭の5つの試料を集め、同位体組成が分析されました。
これらのルテニウム同位体組成から、すべてS型小惑星に由来する衝突であることがわかりました。
S型小惑星とは、岩石(ケイ酸塩鉱物からできている)を中心として、金属(鉄やニッケルの合金鉱物)も含んでいるもので、隕石ではもっとも多くある石質隕石と呼ばれるタイプになります。「はやぶさ」が調査した「イトカワ」もこのタイプになります。
S型小惑星は、小惑星帯にも多くあるのですが、「地球近傍小天体」と呼ばれるものを主に構成しています。地球近傍小惑星とは、もともとは小惑星帯にありました。小惑星帯には多数の小惑星があるため、小惑星同士がぶつかったり、接近して軌道が変わったりすることも起こります。その現象によって、太陽に向かう軌道をとり、地球の公転軌道を横切るような軌道をもった天体をいいます。そのような軌道をもった天体は、地球に衝突する確率が高くなります。地球に落下していくる隕石の多くは、地球近傍小惑星に由来すると考えられています。
以上のことから、これまで衝突した小天体は、S型で、地球近傍小惑星に由来していることがわかります。ところが、K-Pg境界の衝突は、木星より外縁に由来した、C型小惑星によるイベントであったことになります。大きな衝突は度々おこっているのですが、K-Pg境界の衝突だけが、特殊な天体であったことになります。
サイズは小さく、頻度は少ないですが、C型小惑星に由来する炭素質隕石の落下は起こっており、隕石もそれなりに見つかっています。稀な炭素質隕石が衝突したことと、大絶滅との関係は不明です。大絶滅との因果関係の有無が今後の課題でしょう。
・朝の散歩・
大学の研究室を退室して、
新しい日常を構築するために、
日々、試行錯誤しています。
これまでのように早朝に起きて
一人で朝食を摂ってから
散歩をすることにしました。
大学に向かう必要がないので、
あちこち、気の向いたコースをとっています。
今後どのようなコースをルーティンにするのか。
それともルーティンなど決めないのか。
試行錯誤しながら、考えていこうと思っています。
・まずは使えるよう・
書斎の片付けは、まずは、仕事道具のパソコンや
日常に的に使用していう機材を
セットアップし終わりました。
使用頻度小さい、
スキャナーやペンタブレットなどは
使う時にセットアップしようと考えています。
一番の問題は、とりあえず書棚に入れた書籍類が
バラバラになっており、整理されていないことです。
これをなんとかしたいのですが、
これも、必要になった時に、
おいおいと進めていこうと考えています。
とりあえず使えるようにすることが優先です。