年代測定で、地球には長い時間が流れていたことが明らかされました。斉一説によって、科学は、宗教の激変説の呪縛が解かれました。しかし、20世紀後半、科学の世界に激変説が復活してきます。
年代測定により、地球創成が、聖書に記された数1000年前ではなく、何桁も古いことが明らかになってきました。現在の年代測定で、地球創成は45.6億年前となっています。
年代測定は、宗教的呪縛を破るとともに、斉一説が激変説に勝利したことも意味しました。ケルヴィンが示した科学的推論による「時間の壁」が、別の科学的結果によって更新されたことになります。この科学の自己修正機能が、科学的方法論のよさでもあります。
科学的方法論は、斉一説すら、置き換えられることになります。
1980年、アルヴァレスたちは、中生代と新生代の時代境界(K-Pg境界)に起こった大絶滅が、巨大隕石の衝突が原因だと発表しました。ところが、アルヴァレスらの研究は、隕石の衝突による大絶滅は、ノアの洪水に匹敵する天変地異でした。これには、西洋の科学者たちは、大きく反論しました。もちろん地質学者たちの多くが反論しました。
それまで、20世紀までの激変説と斉一説の論争が、放射性元素を用いた年代測定によって、斉一説が勝利したのに、このアルヴァレスたちの論文は激変説の復活となります。
多くの地質学者が、反論のためもあって検証作業をすすめたところ、地球全域で、隕石衝突の痕跡が見つかってきした。年代測定も正確になされ、当時もっとも精度のよい時代境界が、K-Pg境界といえるほどになりました。議論の末、大絶滅と環境の激変、つまり天変地異が起こっていたのことが確定されました。これは激変説の復活、あるいは新激変説の登場となりました。
他の時代境界の大絶滅も、天変地異が起こったのではないかと再検討されてきました。生物史上最大のペルム紀と三畳紀(P-T 境界)の大絶滅は、隕石の衝突ではありませんが、シベリア・トラップと呼ばれる巨大な火山活動によることがわかってきました。これも天変地異によるものだとわかってきました。現在のところ、他の時代の大絶滅についてはまだ不明ですが、これまでの斉一説では説明できない激変が起こっていたことも明らかになってきました。
科学的方法論によって、地球史には斉一説だけではなく、激変説による事象も存在していることを証明したことになります。これも、科学的方法論の自己修正機能でしょう。
・非常勤講師・
寒波の中の雪まつりも終わり、
大学も一般入試も終わり、
後期の成績評価も終わりました。
次は、来年度のシラバスの締切が2月末に来ます。
これで今年度の大学での
校務がすべて終わりとなります。
4月から、継続となりますが、
非常勤講師として、
週1日ですが、勤務することになります。
前期は新キャンパスで1講
後期には今のキャンパスで2講
全部で3つの講義を担当します。
・開け渡し・
2月末に、研究室の開け渡しがあります。
処分の困っていた書棚も
大学に頼んで処理をお願いしました。
元は大学に備品だった机やテーブル類もあるのですが、
これも同じように処理を
お願いしようと思っています。
引き渡しまで、最低限の研究環境を
維持したと考えています。
着実に準備を進めています。
最後の週にすべての搬出をするのですが
できるだけ研究に停滞が起こらないように
作業が進められばと思っています。