2025年11月13日木曜日

4_201 神戸:背後の山並みと眼前の海

 何度か神戸空港を利用したことがあるのですが、神戸の街は通り過ぎたことはあったのですが、散策するようなことはありませんでした。今回、時間をとって宿泊して、神戸を少し観光しました。


 京都に帰省したとき、行きは関西空港からでしたが、帰りは神戸空港から戻ることにしました。せっかくなので神戸の中心地、三ノ宮に宿泊することにしました。昼前について、神戸の街を歩くことにしました。まずは異人館を見ることにしました。ホテルの人に聞くと、近いところにあるけれど、坂道が厳しいとのことでした。循環バスがあるので、それを使うといいとアドバイスを受けました。駅前の停留所からバスでいくと、二停留所くらいの近さでしたが、さすがに坂道は厳しかったです。
 神戸の街は、南に海、北に六甲の山並みが迫っている狭い平地しかありません。六甲山地は、東側に高く(931m)、西に向かって低く(235m)なっていきますが、その間十数個の山頂をつなぐ、険しい山並みになっています。神戸の街からは見えませんが、六甲山地の後ろには山田川(志染川)を挟んで丹生(たんじょう)山地があります。神戸の北側には2つの山並みが並列しています。
 海側からみると、海岸沿いの低地、次に台地があり、その後ろには丘陵があり、さらに後ろには六甲山地の急斜面になります。これらの地形の違いは、地質を反映しています。
 丹生山地や六甲山地ができているのは、山側が上昇し、海側が沈降していることになります。100万年間に六甲山地側が100m隆起し、それにともなって海側は沈降したと考えられています。断層を境界にして、北側の上昇しているのですが、六甲山地の山並みを見ると、東の方がより高く上昇しています。100万年前の活動です。
 六甲山地は白亜紀の花崗岩(7500万年前)からできています。丘陵は、古第三紀の神戸層群(3500万年前)と呼ばれる地層からなります。神戸層群は、かつては淡水の大きな湖があり、「古神戸湖」と名づけられています。台地は、第四紀の大阪層群(200万年前から10数万年前)が分布しています。そして海側の低地に、もっとも新しい時代に堆積した地層(沖積層)からできています。その後、氷河期と間氷期の海面変動で、大阪層群に海岸段丘ができたと考えられます。
 六甲山地の斜面地に異人館がありました。三ノ宮の駅のある平地から登っていくのが、なかなか大変でした。循環バスを利用したので、アプローチは容易でした。異人館も多数あり、観光客が多く訪れていました。周辺には観光施設も多数あり、賑わっていました。
 異人館からの帰りは下りになっているので、歩いて帰ることしました。三ノ宮の繁華街について、商店街が広がっていました。知らない街を、久しぶりに、散策をしました。少々疲れましたが、知らない街を歩くは楽しいですね。

・初積雪・
わが町は、先週末に初雪となりました。
前日の午後から雨からミゾレ、
そしてアラレになり、夜には雪になりました。
翌朝には、積雪となっていました。
天気予報の通りでした。
前日に冬靴を用意していたので、
それを履いてきました。
ベチョベチョ雪でしたが、
いよいよ里も冬模様となってきました。
家の車は、先週のはじめに冬タイヤにしていたので
積雪に間にあいました。

・兵庫県南部地震・
1995年1月17日早朝に起こった兵庫県南部地震は
大きな被害がでて阪神・淡路大震災と呼ばれています
六甲・淡路島断層帯の活断層が運動でしたものです。
淡路島の野島断層のずれが
大きな揺れの原因となりました。
震度7が新設されて、
はじめて適用されたものでした。
それから30年以上がたちましたが、
三ノ宮の街は、そんな震災の影は感じませんでした。
もし機会があれば、
南京町やメリケン波止場なども
訪れたいですね。